季節の変わり目、温度の変化に何度か体調を崩したあんじ。
保温の関係で夏が来るまではあんじ1羽で寝室にいました。
今は一日中リビングにいて姉さんズとも一緒に過ごせるようになり

三羽同時放鳥にはまだまだ課題も多そうですが(笑)
餌もしっかりと食べるようになり体もしっかりしてきた感じで。
あからさまにハブられてることも多々ありますが本鳥はとても嬉しそうに見え
おそらくあんじは鳥の社会性というものが身についていないのだと思うのですが
とにかく幸せそうに見えるので、本当に良かったとしみじみ思います。
話は変わりまして
去年(2012)の7月
インコと社会と言う記事を書きました。
そして1年と少し経ってまた同じことを書こうとしています。
今年5月の
あんじ体調不良その1 その2の、時にまたまた同じことに直面してしまいました。進歩がありません。
上に述べた記事から少し抜粋箇所があります。宜しければリンクで飛びますのでご覧下さい。
◇首筋に冷たいものがスーッと当たる感覚がした。その感覚は完全にあんじに何かあったらどうしよう100%のもの。
それとは別にそしてほとんど同時に沸き上がる「仕事どうしよう」
その日に限ってなぜか。この日に限って自分以外の代わりのいない予定が入ってた。
◇仕事かインコか問われればそれはインコです。即答です。この気持ちは今も変わりありません。これからも変わることはありません。
◇でも。インコがインコとして生きるように私は社会人としても生きなくてはなりません。
インコ大好き!だけでは通じない私の世界もあるのです。この状況も変わってはいませんでした。
そして目の前のあんじ。
具合は悪そうながらも遊びたそうに出てくる。啄ばむ程度かも知れないが餌を食べてる。
中毒症(2012/2)の時に比べれば目にも力があるし潤み具合が違う。
あの時は見るからに”動物的な勘”で恐怖を感じたが今はそれはない…
いや、違う違う。そう思いたいだけだ。鳥は具合の悪いのを隠す、急変したらどうする?
じゃあ仕事はどうする?誰かに変わってもらうのか?こんな唐突に?変われる人がいるのか?
だけどあんじに何かあったらそれこそどうする?それでもいいのか?
時間は迫る。気持ちは乱れる。なんで今日に限ってなのか。あんじ大丈夫なのかあんじ。
一番大事なのはあんじなのに。
この時、もし私に
あんじ中毒症の時に感じた「炎が目の前で消えて行く感覚」が起きていたら一も二も無くあんじを
取ったと思うのですが(でも仕事の代替案は浮かびません)不幸中の幸いそれは無い。
いや、分からないだけなのかも。所詮長年の蓄積なんか何もない鳥を飼ったことの無い自分の思うことだから。
時間が来ました。仕事は午前中で何とかする。そしたらあんじを医者に連れて行こう。
保温はした。何かあったらすぐ連絡ももらえる。餌は食べてる。きっと大丈夫。
仕事行く。大丈夫って根拠はなんだ?仕事行く。自分に大丈夫だなんてわかるのか?仕事行く。
そう決めたもののどうしても体が動かず埒があきません。
そして私は。あろうことか私は。
「これでダメならもうそれまでだ」
と、振り切って出て行きました。
こんなあんじを置いて

背中の羽が盛り上がってる…痛かったのか、胃。
こんな時木炭を食べさせて(誤飲を考えた)そして保温以外自分に何が出来るんだろう?
どうして子どもの頃から鳥を飼っていましたという環境じゃなかったんだろう?
ネットや本じゃなくて培った経験っていうのがなんで無いんだろう??
ゆずの時にさんざん思ったのに何も分からないのになんでまたあんじを飼ったんだろう?
そんなことよりあんじは大丈夫なのだろうか?
ぐるぐるぐるぐる。
とりあえず仕事は自分の所だけは何とか終わりにして鳥のお医者に連絡をして
「あら私何か具合悪い」と早退をし、あんじが無事だったのに安堵して。
先生にも「どうですか?」と聞かれ何とか大丈夫だったようです、と答えると
先生は首を振って「いやいや相当疲れてるよ」と言われ薬も処方してもらい
次の日

鳥が餌をパクパク食べるってなんて幸せなことなんだろう、と感慨に浸りました。
その後じわじわと
無事でいたこと、思っていたより元気だったことだけに安堵し先生に「相当疲れてるよ」と言われたこと。
夜、止まり木をゴリゴリやっていていつもより派手だなーと思っただけで様子を見なかったこと。
そして何より「これでダメならもうそれまでだ」などと思ったことを激しく後悔しました。
絶対に本音では無いけれど飼い主がそう思ったら鳥にとってはそれはもう絶望じゃないか…。
他にも他にも。
久々に「あ~私なんかが鳥を飼ったばっかりに!」と思った出来ごとでした。
ゆずの時にそれを思ったものの、そんなことを考えたって鳥が元気になる訳じゃない!
と思い直してそれからずっとそんな風には考えたことは無かったのですが。
だけど本当に「自分なんかじゃダメだ」と思うならそれはもう里子に出して
もっとふさわしい方に代わりに育ててもらえっていう話になってしまうから。
胸が苦しくてもあんじの飼い主でいたいと思うのです。頑張ろう。
仕事じゃなくても、飼い主さんが10人いたら10通りの似たようなきっと問題はある訳で。
一人暮らしの方。(仕事もそうだけど自身の体調が悪かったら?)
公共交通機関で通勤・移動される方(帰宅不能になった時にはどうする?)
親族行事いろいろ。
動物は動物なのだけど、飼育動物である以上どうしても人間の社会生活にリンクしちゃうことは
あるのでその時どうするか?と言うのは考えておかないとならないことでしょうかね。
路傍家の場合は自分が不在でもお世話は問題ない(と思いたい)はずですが
万が一の時に医者に連れていけるのが自分しかいない、ということがネックか…。
あんじちゃん

そうそう簡単にダメにはならぬだよね
ごめんね。元気でいてくれてありがとう。
また遊ぼうね

あ「ぐひひ…」
ずっと書こう書こうと思っていてやっと書けました。
最後までご覧頂きありがとうございました。
仕事もすればいいってもんじゃない。人生において何をしたいか、するのか
本当はそれを考えてないといけないのだけれども…